2011.10.2 「俺の屍を越えてゆけ」

劇団はちのす+シアタールフォコンブル+渡辺源四郎商店のコラボ企画。


初めて行く場所。そして、初めて見るコラボ企画。
どんな場所でどんな芝居になるのだろう…正直おそるおそる観に行った。

劇場というか、ビルの一室というか…入っていくと、テレビでしか拝見したことのなかった渡辺源四郎商店店主で、劇作家の畑澤聖悟さんがそこにいた。
畑澤さんの戯曲は以前、秋田演劇連盟の企画で上演された「猫の恋 昴は天にのぼりつめ」で拝見したことがある。
日常でありながら、個性的な人々をうまく描いていて、題材は「いま」を切り取る…。そんな印象があった。

中へ入ると、客席が円形状に作られていて、真ん中が舞台。机がまとまっておいてある会議室という感じ。
「どこからでも見えますのでお好きな席でどうぞ…」と言われたので、一応、全員の顔が見えそうな位置に陣取ってみた。


出演者のほとんどは劇団はちのすのメンバー。
彼らは基本的に演技がうまいと思う。でも、いつも物足りなさを感じていたのだけど、この芝居ではそうは思わなかった。
間といい…言い方といい…個性もそれぞれの役者に合っていて…いや、合わせたのか?いつもの物足りなさがなくて、もう一度観たい!と思った。

秋田弁指導があったり、畑澤さんが自ら動いて演出してくれる熱血指導に、そのうえ、…お客さんが近いという舞台もほぼ初めてだろうしね…。
いろいろと大変なこともあったと思うのだけれど、いい勉強になったとも聞いた。きっといい経験になったよね。

コラボか…ちょっと憧れ。