2010.4.10(土) シアター・ル・フォコンブル「父と暮せば」

今年2度目の、「父と暮せば」です。


前回は仙台の劇団が秋田でやった「父と暮せば」で、
今回は秋田の劇団が秋田でやる「父と暮せば」です。


公演で共演をした(←いや、ワタシはセリフのない役だし、絡んだのは1度だけなので…共演なんておこがましいんだが(苦笑))
根田さんが主役の娘役を、そして、いつもイイ存在感を出す番場さんが父親。


ルフォコンさん(←略させていただきます…)のお芝居って実は初めてです。
定期的に公演してるわけではないし、チラシやDMを貰っても、日程が合わなかったりしてました。
ただ、秋田の劇団が合同で公演する「玉手箱」という企画公演のとき、
主に出演しているのがルフォコンのメンバーだったりするので、
根田さんにしても、番場さんにしても、何度か舞台を拝見してました。
しかし、そのときの感想としては、根田さんは結構、キャピキャピ目の役が多く、
番場さんは、どこか抜けてる親父さんみたいな…感じだったので、
この作品でどう変わるのかなぁと楽しみにしてしました。


内容は、前回の劇団LGTのところに書いてあるので、記載はしないけれど…
うん…2人とも、ガラリ変わりましたね…。
話によると約1年かけて、この作品に取り組んだとか。
広島出身のアナウンサーの方に方言指導をしてもらったり…、
戦争に関する講演を聴きに行ったりもしたそうです。


戦争を経験していない、若い秋田人が時間をかけて
この広島の原爆投下後の作品にジックリ向き合って、
稽古を積んだのが、分かりました。
そして、2人のイメージも変わりました…。


公演は、前日の9日と、この日の10日にあったのですが、
なんと、前日9日はしばらく体調が思わしくなく入院していた
この作品の脚本家、井上ひさし先生が亡くなったその日でした。
なので、この10日はまさしく追悼公演…。
きっと、思い出深い公演になったと思います…。


父と暮せば
2010.4.10(土) 13時開演
秋田県生涯学習センター分館ジョイナス多目的ホール
全席自由

福吉竹造…番場政司 福吉美津江…根田朋子