2008.9.13(土) オフィス玉手箱公演 「兄帰る」

4年ぶりの玉手箱公演。
秋田で活躍する劇団員を集合させて作る舞台。
今回は、ウィルパワーの代表カガヤさんと、
6月のウィルパワー公演「3階3室雲女」で客演してくれたシアタールフォコンブルのKさんが出演されるというので
13日の1回目、13時半の部を観に行った。

大きな舞台でのカガヤさんをみるのは、同じ玉手箱公演「蜘蛛の巣」以来か…。
舞台人だなぁとつくづく思いながら観ていた(笑)

話は、放蕩の限りをつくし、会社の金を横領し逃げていた兄が16年ぶりに、弟夫婦の家にホームレス姿でやって来る。
近所や世間体から、兄を住まわせ、職を探してやる弟。
兄の職探しには、叔父叔母まで巻き込み…
さらには、近所(地域)づきあいの問題もあり。

という話。

岸田國士戯曲賞を受賞しているこの戯曲なんだけど…
内容的にいっぱい詰め込みすぎた感があり、途中、飽きちゃったかなぁ。
役者さんのセリフが一部聞こえなかったせいもあるか?
舞台上が騒がしくてか、役者さんの滑舌なのか、声のボリュームの問題なのかはわからないけれど。

確かに問題提起はしてるな。
現代モノだなという感じはしたけれど、ありそうな話なのに、入り込みにくかったかなぁ。と。
好みかもしれないけど。

最後だけ、兄の存在感が「怖い」と感じた演出には度肝を抜かれたかな。

それにしても…カガヤさんお気に入りのあのシーンは幸せそうでした。ピンクのオーラが出てましたよ(笑)

<オフィス玉手箱プロデュース公演 第4弾「兄帰る」>
2008.9.13(土) 13:30
秋田文化会館小ホール 全席自由