2007.7.15(日) 劇団・濤公演 西目姥捨物語「ラント台の想い」

由利本荘市西目で活動している劇団「濤」の第九回定期公演。

公演1週間前、劇団の音響さんに用事があり、こっそり稽古をみた。
それを見て、かなり唖然…
今回、観ようかどうしようか迷った。
行ってもね…
正直、こちらの公演案内をしてもなかなか観にきてくれないので、義理立てする必要もないんだけど…。

でも、音響さんには大変お世話になってるし…(個人的にですが…)
ということで、行くことした。

行ったら、駐車場がいっぱい。会場も人がいっぱい…おぉ…うちの公演にもこのくらい人が入ればなぁなどと
思いつつ、メイン会場にしてるココラボじゃ無理だなとふと思ったり。

さて、物語が始まった。
若者が出てきて、坂道からおっこちた…
そこへ、老婆2人がやってくる。
この2人が、この劇団の特徴である「西目弁」をネガティブに話すんだけれど、
やはり、今年も…わたしには何を言ってるのかさっぱり…会場は笑いが起きているんだけど…何?
みたいな。

若者はその老婆2人に助けられ、姥捨て山に捨てられたものの死ぬことができず、集団で生活している老人たちのいる場所へ
連れて行かれる。

若者…セリフを忘れ助けられる…(笑)

姥捨てを命じられている村と、捨てられた老人とを若者がつなぐような展開で物語はすすみ、
最後は、戦を老人達が止めたがため、村が助かり、
みんなが会えたみたいなハッピーエンド。

去年も思ったけど、もうちょっと声を大きくして欲しいなぁという感想。
特に、気が沈むようなセリフが感情そのままで話しているので声が小さくなってて。
これは、自分が舞台をやるときもそうなんだけれど、つい小声になっちゃうんだよね。
でも、生声での芝居なので、そこは注意しないとせっかくのいいシーンが台無しになってしまう危険性が
ある。

それと、セリフを待ってるっていうか…
うらやましいことにたくさんの役者さんが舞台にいる。
けど、自分のセリフでいっぱいなのかなぁ。
「間」がね。
それと、セリフ…噛み砕いて話してないかなと。
特に若い子は慣れない方言のセリフを話すのが精一杯で、気持が伝わってこないなぁ。と。

舞台に関していえば…
暗転多いからか、音に頼りすぎ?のような気がする…。
音響Mさん、お疲れ様です。

去年よりは良かったけど、まだまだ改良したほうがいいかも…と思った公演でした。
ま、継続してるってことだけでもスゴイと思ったほうがいいのかもしれない。
芝居云々よりも…地域の皆様には喜ばれているようですしね。

あ、パンフに地図があればと思った県外人でございました。ふふ。

<劇団・濤公演 西目姥捨物語「ラント台の想い」>
2007.7.15(日)14:00
西目公民館「シーガル」 全席自由