2006.11.19(日) 東宝ミュージカル「マリーアントワネット」

ともだちに取ってもらったチケット。二階の端っこだったけど、結構、いい感じに観れた。
珍しく、母と一緒…というか、まぁ、最初で最後の?親孝行ってヤツで。
この旅の代金、すべてもち。勿論、チケット代、交通費、宿代まで。でも、贅沢な旅が自分でもできたと思う。

さて、芝居の感想を…

まず、思ったのはシンプルだったということ。
マリーアントワネットといえば、豪華絢爛なベルサイユ宮殿で過ごしているというイメージがあったから
セットがもっとギラギラしてるのかと思ったら…
舞踏会のシーンくらいかな…照明をつかって華麗になるのって。
大型のセットもないし…
いや、壁が大型セットなんだけど…場展には重要なヤツで。

そうそう、それと驚いたのは盆が二つあったこと。
盆といえば…レミゼラブルで使っているんだけど、これが内と外と二つあって交差するように回る。
マリーアントワネットやマルグリットの運命を左右する人物カリオストロ伯爵が出てくるところで
大事な役割を果たすんだなぁ、この盆が。
盆でお金かけてるのかも…(ヲイ!)

行く前に、ネットですでに鑑賞した人の感想など読んでたりしたんだけど…
その中に「錬金術カリオストロ」と「脚本家ボーマルシェ」の役割が被ってて分けてる意味がわからない
ってのを読んだ。
確かに、被ってるんだけど…演出的にちゃんと役割は分かれてると思った。
というのは、カリオストロの祐さんは歌担当。ボーマルシェの山路さんはセリフ担当。とね…(笑)
原作にはどっちもそれほど出てこないんだよね…
それをうまく使ってマリーアントワネットとマルグリットの数奇な運命を説明してる。そんな感じかなと。

母は芳雄くんが気に入ったようで…上演中に話しかけられて困ったゾ
ったく、やめてくれよぉ。生舞台なんだから見落としちゃうよぉ。
と言えず…。
芳雄くん、確かにステキです。歌も惚れ惚れだもんなぁ。

そういえば、祐さんの歌い上げがなかったなぁ〜
そういう演出なんだろうなぁとも思ったけど。
プログラムによると、歌もセリフとして扱う感じで稽古をしていたとのこと。
それを読んで納得したけど…ちょっと残念(苦笑)

だけど、山路さんと禅さんがね〜、いい味。
山路さんの軽快なアドリブトークが面白すぎ(笑)
それと禅さんのルイ16世は最高だわ…
エリザベートでフランツ役を見てるけど、あれとはかなり違う…同じ貴族なのにね〜。
上手いんだろうなぁ。気にいっちゃった。

全体的に…主役はマリーアントワネットっていうよりマルグリットって感じだったかな…。
原作もそうなんだけどね。

ちなみに…帰りのこと。
地下でウロウロしてしまい、出待ちするつもりじゃなかったんだけど、
丁度、祐さんが出てきたんで、お見送りをしましたとさ。生ヒゲだったわ…。

東宝ミュージカル「マリーアントワネット」>
2006.11.19(日) 12:00
帝国劇場 S席2階XB列1番

<キャスト>(プリンシバル)

<主なキャスト>
マリー・アントワネット:涼風真世、マルグリット・アルノー:笹本玲奈(Wキャスト)、
アニエス・デュシャン:土居裕子、アクセル・フェルセン:井上芳雄
ルイ16世:石川禅、ボーマルシェ:山路和弘
オルレアン公:高島政宏、カリオストロ:山口祐一郎