2006.11.4(土) 秋田大学演劇サークルきたのかい The Omnibus in ココラボラトリー

ココラボラトリー 午後1時/午後5時 全席自由

秋田大学演劇サークル「きたのかい」2006年 特別公演。
10月21日に行われた秋大祭(秋田大学学園祭)では無料で公演が行われた。
しかし、タイトル通り、「オムニバス」形式の芝居で30〜40分の芝居が4本用意され、
その内容も学園祭とは違ったものであるとのこと。

学園祭はバイトの都合上行けなかったので、
ココラボにて観劇。
きたのかいの芝居はジョイナスでしか観たことが無かったので、
ギャラリーであるココラボのあの空間をどんな感じにするのかも興味があった。

ちなみに、この公演、4本とも「きたのかいメンバー」によるオリジナル脚本。そして、作った本人が演出していると趣向らしい。
それも楽しみの一つだった…
劇団で公演した「サクラ・ライクル・ライフ・ライ」も違った形で公演されるという話も聞いていたので、
それも楽しみだった。

1本目
「ぼくとマグロとシーチキン」

いろんなモノにはそれぞれ神が宿ってて、それが来ちまったって話です(作者談…プログラムより)

最初から役者のテンションの高い芝居でした(笑)
勢いがあって、若者らしいっていうか…。
ストーリー的には…んー、面白かったですよ。荒削りだけど。
あまりにも勢いありすぎて、最後の方、疲れちゃってる?
感じがしたけど…またそれもありってことで。
笑えました。

2本目
「Looking for myself」

敵も味方も、みんな堕ちて、俺だけいつも生き残る…戦時中を生きる、あるパイロットの物語です。(作者談…プログラムより)

「サクラ…」を書いた我が劇団のY君の作品。
戦争が題材になってるモノですが、まるで近未来の戦争映画のような感じでした。
ある意味ブラック的な要素が含まれている…というか。
Y君にはこういう一面もあるのね〜と違う意味で感心してしまいました(笑)
飛行部隊という設定で、飛んでいるときの表現が上手かったなぁ。身近なものを上手く使うアイディア、見習いたいものです。

3本目
「ベタを探そう!」

「ついつい、こんなこと、やっちゃうよね〜」「あぁ、あるある」っていう話です。(作者談…プログラムより」

息抜き系の芝居…というより、コント?
1つのネタに突っ込みとかバリエーションを加えれば、もっと面白くなったかも…。
クスリと笑えたけどね〜。

4本目
「サイクル・ライフ・ライ」

ある満月の夜の、どこにでもいるような恋人たちの話です。月と嘘と生涯。確かなもの、移ろうもの、世界を回すものについて。(作者談…プログラムより)

「サクラ…」の「月」バージョン。
セリフはほとんど変わってない…けど、サクラが月に変わったことで、いっそう神秘的になった気がする。
この芝居自体はサクラの時に稽古で何度も観てるのに、ジーンと来てしまった。
いい話だ…。
劇団でやったときより、設定が、若いので、悲壮感が出るかなぁ。
これで熟年バージョンとかだったらまた違うのかも…なんて思ったり。
衣装的に…ちょっと、?なところがあったけど、ま、作品でカバーかな(笑)
是非、再演を…。

秋田大学演劇サークルきたのかい The Omnibus in ココラボラトリー>
2006.11.4(土) 13:00
ココラボラトリー 全席自由