2006.9.2(土)Kazzcafe&co.itoプロデュース 「リストランテ」
新宿シアターモリエール 13時 全席自由
3月に行った「レ・ミゼラブル」から、ずっと追いかけている俳優さんがいる。
以前にもちょっこと書いたけれど、エロ工場長&コンブフェールを演じていた上條コウさん。
ブログを見つけ、ちょこちょことコメント残したり、たまにコメントを返してくれるのでニヤニヤしたり。
そんなコウさんが脚本を書き、演出するというお芝居が、この「リストランテ」
そして、共演メンバーは、2003年〜のレミゼラブルで知り合ったという方々が主で、パワフルだ。
9月の末に、すでに東京に行く予定があったのだけど、(このときはあくまで予定だった)
観たい!という衝動には勝てず、ネット発売日に即、チケットを申し込んだ。
が…これが実はいわくつきで。
チケットの発売は7月。予約してもなかなか、メールが来ない…と思っているとやっと、口座振込みの案内が。
サインつきパンフレットも予約して、6000円。
口座間で振り込める!と思って振り込んだものの…
なんと、チケットが8月になっても来ない。
コウさんのブログには、もうチケットが届いているというコメントもある。
問い合わせてみることに。
すると、ワタシの口座の名前が団体名になっていって、名前が確認できなかったとのこと。
あ…そうだった。サークルの口座として使っていたものだから、個人名義じゃなかったんだ。
やっと、チケットが手に入った。
あとは、東京行きの寝台チケットを手にいれよう…と旅行会社へ。
すると往復、16150円取られる。
ん?いつもは16000円のはずなのに。
と翌日のこと、よく見たら寝台列車ではなく、夜行バスのチケットになっているではないか。
バスはキツイ…そう思い、即、旅行会社へ問い合わせ。
「確認しなかったんですか?」
などと逆切れされ、そして、
最後に「その日、地元社会人野球の試合がドームであるから空いてないのよぉ」
それ、最初に言うべきじゃね?
ってことで、バスで行く羽目になりました。うぅ…バスも混んでる。
ということで、新宿。
久々です。案内の地図を見て劇場へ向かう。
地下鉄の一番近い出口工事中で閉鎖…なんだよぉ、運悪い。
別のところから出て、探してみる。お、あった。
モリエールビル…
お昼を向かいのビルで食べ、開場時間なので、早速中へ。
受付で持ってきた地酒とコウさんの好きなスパークリングコーヒーを渡す。
「パンフは申し込んでますか?」
と言われたんで、「はい」と言うが…名簿に名前がない…マヂすか。
ショック…。
チケットわかるように印でもあればよかったかも。
まぁ、ちゃんと貰いましたけど。
小劇場ってヤツは、初めて。
秋田には無い空間だし…。
ステージはこじんまりとしていて、おしゃれなキッチンになっている。
席は自由だけど、センターのいい席は、「ご招待席」になっていた。
前の方はもう、ふさがっているし。ということで、上手側の真ん中あたりに座る。
が…前に座った人がデカイ男性で微妙に見えない…うっ。ちょっと、壁の方に移動した。
幕があく…
ステージの下手に生演奏の方が二人。コウさんらしい…というのは、「ふるきゃら」の影響があるんだろうなぁって思った。
あの劇団も「下座バンド」の生演奏だったっけ。
出演の角崎さんと水野さんが携帯電話に関する注意を促し、物語は始まった。
ビデオを使った演出が入り、本編へと続く。
最近、スライドやビデオといったものを使う演出によく遭遇する。
あ…ウィルパワーの「大好家〜」もそうだったな。
楽しそうな映像のあとのショッキングな救急車の音。
ある意味を残す始まり方。
舞台は、昔は料理の番組で名をはせたシェフのレストラン。
しかし、母体は大企業にあり、その企業が経営面からレストラン事業を辞めていっている。
だが、シェフが在中している店は何とか売り上げがあるものの、このままでは閉店の対象は免れない。
そこに、本社より新人店長がやってくるが、料理の世界は素人。
従業員との折り合いもつかず、従業員の中もある出来事により雰囲気がよくない…。
そこで奮闘する店長。
そして、シェフが頼んだという信頼のおける男が助っ人にやってくる。
しかし、どうも様子がおかしい…。
さて、このレストランの運命は。
というのが大体の話。
必ず、その店には1人はいそうなキャラが、うまい具合に揃えてる感じがして、
スゴイなぁと感心。
途中、乙女心を切なくさせるシーンや、団塊の世代が口にしそうな台詞(これもふるきゃらの影響ありそう…(笑))、
店内での揉め事、それぞれの愚痴…ことこまかに台詞になっていた。
大きな舞台では見れないオーラがすぐ近くにあると感じる。
すごく印象的だったのが、主題歌を作ったKAZZさん。
コウさんのブログを通してKAZZさんのHPも覗かせもらっているんだけど、
あのおしゃれな感じから想像のできないとてもインパクトのある役。
実際いそうで、でも、いたら怖いかも…な役。
すっごい数のケータイストラップに、
「一日分の栄養ドリンク持ってます」って栄養ドリンクの胴巻き…
でも、キーポイントになる人なんですね。
そして、もう1人。気にはなってて楽しみにしていた役者さん。
友情出演…になってますが、結構、出てました。
レミゼのテナルディエ役、この前まで帝劇の舞台でダンスオブヴァンパイアに出演されていたクコール役の駒田一さん。
TDVのブログの「クコール劇場」。あれで笑いのセンスがある人なんだなぁって思ってたんだけど、
うまいです。
「歯」つけてきて、日比谷周辺で変装してる…って。アドリブですか?
ウケました。
最初に出てきた角崎さんの役は、オープン当時のワタシのバイト先にいた人そっくり。
コウさん、キャラ設定するとき、うちの店見てたんじゃないかっていうくらい。
ちなみにその彼は今、別の店舗で店長さんです。
そのほか、みんなかっこいいし、かわいいし、
その気持ちわかる、わかる…
とうなずくばかり。
泣いて、笑って、そして、ホッとした。
ラストシーンでは、安堵感。あっという間の2時間だった。
カーテンコールは、主題歌「DO IT,do it!」の熱唱。
オリジナルのTシャツ姿で皆さん出てこられました。
もちろん、Tシャツ買いました(笑)
客出しもちゃんとやってくれまして。
コウさんと一番話してみたかったんだけど、どっかの親しいおばちゃんとしゃべっていて、
話しかけれませんでした(T。T)主催者は忙しいですね。
今度はいつ会えるでしょう…
最初に話したのは、村井麻友美さん。
あの、有名俳優、村井国男さん、音無美紀子さん夫妻の娘さんです。
彼女のブログにもコメントを残してたので、
「SKYです」って挨拶をしてきました。「ありがとうございます」って。普通ですね(笑)
その次に、KAZZさんに挨拶をしました。
帰りにKAZZさんのやっているお店、「ケセラ」によることを伝えると、
「今日はライブをやってるかも…よかったら行ってね」
と言った先に、
近くにいた駒田さんが
「おれのライブだから」って。
すかさず、KAZZさんの突っ込み「あなた、今日の夜もここだし」「あ、そうすか」…漫才です(笑)
そんなわけで、駒田さんともお話ができました。
「ダンスオブヴァンパイア観に来ました」って。
「あ、ありがとうございます。すいません…ってなんで俺、謝ってるんだ?」1人ぼけ突っ込みしてました。
「MAも観に行くんですけど」って言ってしまったワタシ。
「俺、MA出てないし…アハハハ」
しまった…ごめんなさい…声にならない声で言って、後ろの人に押されるように(人が並んでいたんですね、本当は)
たむらもとこさんのところへ。
たむらさん、秋田の方なんですよね。
ワタシも秋田から来たんですよ。
なんて話を少しして、「頑張ってくださぁい」と会場をあとにしました。
夜、KAZZさんへの宣言どおり、ケセラへ寄るものの…
いわくつきな話はまだまだ続き…。
「ケセラ」はライブの日だったんだけど、時間がないワタシは10分も見ないで
帰りまして…ライブチャージ取られちゃった。ググ…。
そのうえ、せっかくチャージ払ったのに見ないのはもったいないと居たせいか、
帰りの高速バスに乗り遅れましたの(泣)
結局、急いで上野へ行って、みどりの窓口で
「あの寝台に乗りたいんですけど!」と大声で叫び、切符を購入。
B寝台17000円の出費…痛すぎです。
そんなリストランテの思い出でした。
*後日というか、その帰った日の夜。急性胃腸炎にて入院…最後の最後までいわくつき〜!!!
<Kazzcafe&co.itoプロデュース リストランテ>
2006.9.2(土) 13:00
新宿シアターモリエール 全席自由
<キャスト>
阿部善次郎 ・・・ 駒田 一
橋本つよし ・・・ 大江尚毅
伊丹雪絵 ・・・ たむらもとこ
田村秋子 ・・・ 村井麻友美
花村理恵 ・・・ 水野貴以
武田捨蔵 ・・・ 角崎修平
池谷 正 ・・・ 伊藤俊彦
田村俊司 ・・・ 上條 コウ
成田良行 ・・・ SINGO
酒屋 ・・・ 上條 盟
前園 武 ・・・ 内藤沖也
高田安男 ・・・ KAZZ