2006.7.27(木) 東宝ミュージカル「ダンス・オブ・ヴァンパイア」

東京帝国劇場 18時開演
セゾンカードの貸切公演。

7月のあたまの「オペラ座の怪人」とハシゴ観劇するはずだったミュージカル。
東宝ミュージカル「ダンス・オブ・ヴァンパイア」
念願叶って行きました!
J列をオークションで定価で購入。ラッキーです。

よる公演のため、朝に出発しても余裕!と考え、朝7時発仙台駅東口からの新宿行きの高速バスで出発!
深夜バスより昼間のバスの方が気分的にいい感じ。
新幹線ならなお更いいけど、お値段を考えるとね〜…。

昼の12時半には新宿に到着するはずが…首都高、それも、バスが下りる手前で事故。
3台の玉突き…狭いのに、あぁ…って感じ。
予定より30分以上も遅れて新宿に着く。
実は、待ち合わせをしていた。Mさん、ゴメンなさい。
電器屋バイト時代のMさんと久々に会ってご飯を。
久々の対面…なんか照れるな(笑)

3時過ぎ、山手線にて別れる。Mさんは原宿で降り、ワタシはそのまま有楽町まで乗って行く。
Mさんとの約束が押したため、青山のカフェに行くのは断念…。
そのまま、有楽町へ。昨年、初めて帝劇で祐さんに会ったことを思い出す。
エリザベート」…にやけが止まらない(笑)
時間がありすぎるので、隣のビルの「三菱美術館」で「青磁器展」を鑑賞。
中国の歴史にへーへーとうなずきながらじっくりと眺めていく。
館内には、やはり、ミュージカル待ちっぽいオバチャンたちが居た気がした。
壇ノ浦合戦」と題名のある作者不明の屏風絵の前のベンチに座り、ぼんやり見る。空調の音が合戦の音のように思える。
雄大で荘厳なその絵を近づいて見てみると、実はリアルで…流血場面、断頭場面、様々な惨劇が描いてあった。
(国取り合戦の時代か…どうして、天下が欲しかったんだろう…)
そんなことを考える。

開場は5時半。その前に地下で腹ごしらえを…。飲みたかったシェイクがない。
仕方ないのでウーロン茶を。それとポテト。
売店でアップルパンと茶も購入。劇場の売店はぼったくりだから(笑)

開場したてのホールは、スムーズにプログラムが買えた。
柱のクロロック伯爵に挨拶(笑)天井のリー君(こうもりが飛んでいる)にも挨拶(笑)
席に着く。丁度、通路に面した席。噂では、出演者が通路を通るって聞いてたからワクワクだ。

暑い夏の東京が、冬の厳しいトランシルヴァニア(現:ルーマニア)の風景に変わる。
かまくら?がステージにある(笑)
客席からアルフレート(泉見洋平さん)がステージに上がる。
おぉ〜。帝劇、やってくれるじゃん!
かまくらの正体は、市村さん演じるアブロンシウス教授。
市村さんを「ライフインザシアター」で観てるから、どれだけ面白くしてるのか期待大♪

このミュージカル、賛否両論あるらしい…。
映画が元になっているため、映画とは違いすぎてる、とか、
日本初というところで、不評も好評も入り乱れているんだなぁ〜。
とネット上で検索していて思った。
芝居や、映画、いや、本や絵にしても「好み」もあると思う。
感想の中には、10000円以上も出して見るもんじゃないというのもあったけど、
(S席13000円)
だったら、安い席で試すつもりで見ればいいんじゃないか?と思ったり…。

そんなことはいいとして。
確かに、正直…最初はダレちゃった。
何だろう…宿屋の群衆のシーン…メリハリがないみたいな。
狭い宿屋に人、居過ぎ?!でも、それならレミゼもそうか…(笑)
ん?じゃぁ、何故だろう???

先に観にいった友達が、「ここに祐さん立ってたのよぉ〜」と興奮気味に話した
クロロック伯爵の登場。
げ…ワタシの席の反対側。ショック…。
黒い物体、確かに立ってました(笑)
全体的に客席を使うのはセンターと下手側で。上手側にいたワタシは「いいなぁ〜」と遠く眺めるだけでした。
(最後のカーテンコールの時は、近くにヴァンパイアダンサーズの方いました…香水の香が爽やかでした)

それにしても…エリザベートに続くか、祐さんの登場シーン。
なぜか可笑しい…。真面目なんだけどね。その真面目さと登場場所が噛みあってなくて可笑しい、つーか、可愛いつーか。
あのスーパーデラックスこうもり凄かったぁ。けど、何でか手作りっぽい(笑)

今回、歯にお金かけすぎ?舞台装置、他から借りてる?みたいに思ったり。
ってのは、リー君みてて、エリザベートでルキーニが飛ばしてる鳩に見えるし。(明らかにこれはこうもりだけど)
回る舞台はレミゼラブルでしょ(笑)
伯爵の書庫のあのデカイ本。そう、エリザベートのチビルドルフの部屋にあった気が…。
そんなとこチェックしてどうする、ワタシ。

内容的には、後半部分から引き込まれた。
そうだな…宿屋の主人が噛まれたあたりから面白くなったかな。って思った。
特に、伯爵の息子役の吉野さん。感想の中でも結構、好評なんだけど。
いいキャラでして。伯爵とも、アルフレートとも、いい感じのコンビネーションで出てきてましたね〜。
美脚もステキでした。
教授の早口な歌…さすがです!
サラのエロカワイさも出てましたよ…タオルで巻いたあの状態、いいですね〜( ̄ー ̄ニヤリ♪
伯爵…歌い上げてました。踊るのかと思ったのに踊らなかったけど(あんまり)、
セリフの掛け合いが龍之介(←ドラマ女神の恋で山口さんがやった役)入ってました(笑)
あ…忘れちゃならない伯爵の下僕。コクールさん。
セリフが少ないのに、すっごい印象に残るという。駒田一さんなんだけど…9月に観に行く芝居にも出るから楽しみです♪

最後にオチがつく舞台。
…帝劇でこれあり?と思ったけど、
ま、あってもOK!でしょう。
そう、舞台は何でもありだもんね♪

カーテンコールの盛り上がりは、まるでライブ会場のよう。
祐さんがたつように先導しててノリノリです♪
貸切のため、祐さんと市村さんのミニカーテンコールもあった。
あの二人は漫才です…(笑)

夜が遅いせいか、出待ちが少ない。
駐車場から出てくる祐さんを見送ったあともしばらく出口近辺にいた。
続々と楽屋出口から出てくる役者さんたち。
バイクで帰る人もいるんだ…。

帝劇から東京駅へ歩く。
東京発、仙台(古川)行きの高速深夜バスに乗る。
今回の東京行きは楽しかった。

Mさん、ありがとう。
そして、吸血鬼よ、ありがとう。

東宝ミュージカル ダンスオブヴァンパイア>
2006.7.27(木) 18:30
帝国劇場 S席1階J列45番

キャスト
クロロック伯爵:山口祐一郎 アブロンシウス教授:市村正親
サラ:大塚ちひろ アルフレート:泉見洋平 
シャガール佐藤正宏 レベッカ阿知波悟美
マグダ:宮本裕子 ヘルベルト:吉野圭吾 クコール:駒田一

ヴァンパイアダンサーズ(アンサンブルキャスト)
新上裕也、加賀谷香、秋園美緒、足立美幸、家塚敦子、碓氷マキ、柏木ナオミ、樺島麻美
河合篤子、史桜、鈴木結加里、徳垣友子、豊福美幸、難波美妃、水谷祐紀、やまぐちあきこ
安部誠司、池田紳一、岩田元、小原和彦、KENTARO、齊藤裕加、けさもとあきら
島田邦人、砂川直人、武内耕、俵和也、中山昇、松澤重雄、水野栄治、山名孝幸
一倉千夏、小嶋亜衣、坂井朋子、村松朋子、背戸田勝敏、原田みのる、東山竜彦、山田茂樹