2006.9.6(木) 劇団四季ミュージカル「オペラ座の怪人」
劇団四季電通四季劇場「海」 開演13時半。
初、四季。
昔、昔の市村正親さんがいたころから見てみたいと思っていた劇団四季。
その願いが叶う。
本当は、この日と翌日帝劇での「ダンスオブヴァンパイア」を観る予定だった。
しかし、約1ヶ月半前、エリザベートを観に行く予定を立てていた頃、
相方のばーちゃんがなくなり、エリザは2日(どちらのトートも行くはずだった)とも
キャンセル。
そして、今回、49日と重なるということで、ヴァンパイアも諦めた。
しかし、シフトが決まって1週間後。
49日は出なくてもいいって…そのために取った休みをこの6日に変えてもらい、寝台往復にて
汐留へ向かった。
このチケットもなかなか売れなかった(金額も下げたのに)から、行くことを選んだだけど。
オペラ座のステージが意外に狭いというか、小さいことに驚いた。
普通のホール並…これで、群衆を出すとしたら狭そう?!
それが第一印象。
そして、シンプルな作りだなぁ〜っと…。
ところが!
あの、CMでも流れていたおなじみの曲の前奏が流れると幕が取られ、一気に煌びやかに。
話の流れは、CDで大方知っていたけれど、やはりだいぶ前の音源のせいか、何箇所か変わっていた。
それを探すのも楽しい(笑)
オルゴール風の調べから、重さのある曲調に変わり、
クラシック調の優雅な曲があると思えば、ミュージカル独特の3、4重にもなる楽曲を合わせた歌が
流れる。
結構、めまぐるしく変わる舞台。
その装置もまた、凄い。
実は、以前、中日放送が近辺で流したローカル特番「オペラ座の怪人の舞台裏」というのを
やっていたらしい。縁あってビデオを頂いた。
中日劇場改装前で、床を壊し、東京の舞台装置をそのまま使っての公演。
まだ、山口祐一郎さんがファントムをやっていた頃だ。
それを見ているから装置の凄さは知っていたんだけど、あの装置は本当に凄い。
床からロウソク群が出てきて、さらに道を作る…
ファントムの住処に行くのに、まるでRPGの洞窟探検のよう。オペラ座の怪人でゲームも作れそう(笑)
見所はシャンデリア落下。
と思ったけど、結構、ゆっくり落ちるのね…もっとスピードがあるのかと期待してしまったけど(^^;
でも、1階席の前にいたらちょっとビビるかも。
そして、もう一つの見所?ファントムの登場。
色々なところから出てくるファントム。天井の登場にはちょっとビックリ。
オペラグラスを忘れてきてしまったのは失敗。
でもまぁ、全体を観るには、そんなに広い会場ではないので2階席からでもよく見えた。
ただ、ニ幕の最初の仮面舞踏会のシーン…階段の前の薄い幕が邪魔で、
ファントムの登場がわからなかったのは残念だ。(それは席が悪いのか?!)
ついつい、CDと比較してしまうのだけど…
ソプラノのクリスティーヌ、CDの人より上手く聞こえたな。無理して高い音出してないというか。
無理してるとただの悲鳴にしか聴こえないと思うのは気のせい?(笑)
それと、何だろう…ファントム…日本語なのに、英語風の発音が気になってしまった。
「わたし」が「わたすぃ」みたいな。(文字での表現は難しい(苦笑))
そういえば、一幕最後、ファントムが「許しはしないぞーーー」と歌う、
その「ぞぉ〜〜〜」の部分。
山口ファントムは驚異の?!ロングトーンなんだけど、舞台の方は短かったね…と
友達の弁。
さらに追い討ち…「祐さんで観たかった」とワタシの弁。無理です(笑)
そうそう、クリスティーヌの恋人、ラウルって結構、踊るんだけど、
祐さんもラウルだったんだよね…さらにさらに追い討ち(笑)
想像が悶々…それはいいとして。
あ…気になったとこもう一つ。
普通に歩くシーンでもバレエの足運びみたいな感じがあって、そこはちょっと自分にしっくり来なかったかも。
でも、また機会があれば観たい、切ない物語。
小説も読まなくちゃ…。
それにしても、女子高生の団体がいたんだけど、
学生ってどうして、最初の暗転のとき、ざわめくんだろう…、感想に関係ないけど(笑)
<劇団四季ミュージカル オペラ座の怪人>
2006.9.6(木) 13:30
電通四季劇場[海] 2階1列37番
キャスト
オペラ座の怪人・・・村 俊英 クリスティーヌ・ダーエ・・・沼尾みゆき
ラウル・シャニュイ子爵・・・北澤裕輔 カルロッタ・ジュディチェルリ・・・種子島美樹
メグ・ジリー・・・荒井香織 マダム・ジリー・・・戸田愛子
ムッシュー・アンドレ・・・林 和夫 ムッシュー・フィルマン・・・青木 朗
ウバルド・ピアンジ・・・石井健三 ムッシュー・レイエ・・・喜納兼徳
ムッシュー・ルフェーブル・・・深見正博 ジョセフ・ブケー・・・岡 智