2006.5.12(金) ライフ・イン・ザ・シアター

市村正親×藤原竜也の二人芝居。

市村さんは劇団四季にいた頃から、見たいなぁと思っていた俳優さん。
もう、だいぶたってしまったし、写真を見るとかなりお年を召したというか、なんというか。
でも、奥さんの篠原涼子さんは若いんだものなぁ〜。
気は若いのかもしれない・・・ってそんなことはいいとして。

そして、藤原くん(なぜか君付け)は、昨年、コクーンで見た「天保12年のシェイクスピア」以来
二度目。
映像では、「身毒丸」や、今年のお正月の「古畑任三郎スペシャル」で見ている。
あ、そうそう、市村さんも映画「ホテルビーナス」で見ている(DVD持ってるし(笑))

この個性的で舞台で生きる二人がベテラン俳優と若手俳優という設定で
舞台裏や、楽屋、劇中劇を演じる。

シーンは全部で26。
衣装もそれぞれ違って、セリフを言いながら、着替えたり化粧をしたり…
普段の生活では、ながら会話ってするけど、セリフとなるとこれがまた難しそうな気も…
それを難なく、こなす二人。
市村さんのキャラが可愛くて可笑しい。
確かテレビに出たとき、面白いおっさんだなぁと思ってたけど、
ホント、面白い。芸人だ。
ツボで笑いが起きている。
一方、藤原くんは、蜷川舞台とは違う一面を出そうとしている感じがして、
生意気な好青年、たぶん、本人そのままな感じ?!で
いい味出てたかな。
それにしてもよく脱ぐな…また、上半身脱いでるし。
ま、それなりに見せれる体なのでいいけど(笑)

あ、そういえば、プロのストレートプレイの生舞台は、横浜在住の頃に観た
「演劇集団 円」のオムニバス芝居以来じゃなかろうか・・・。
正直、ここのところ、豪華なミュージカルばかりに気を取られているので、
こういうシンプルなものもたまにはいいと思った。

でも、ちょっと不満をいうならば…シンプルすぎたかも
一つ、一つのシーンは面白いんだけれど、場展のつなぎ方がイマイチな感じ。
すべてがブチブチと尻切れっぽい感じがしたのが残念なとこ。
安心して観ていられるいい俳優さんを使っているだけに惜しいなぁ…と思ったりして。

<ライフ・イン・ザ・シアター>
2006.5.12(金) 19:00
イズミティ21・大ホール 1階25列20番