2006.3.11(土) 爆劇公演「バット男」

爆劇とは秋田大学演劇サークル「きたのかい」&秋田経済法科大学演劇部の演劇ユニット
このユニットの公演「バット男」が
去る3月11日(土)午後6時、12日(日)午後2時、6時の3回、
秋田市の「ジョイナス多目的ホール」で行われた。

このホールは、ホールと言っても、かなり狭く、会議室みたいなもんで…。
一段高い舞台があるわけではない。
何度かここでお芝居を観させてもらっているけれど、
正直、演じる方としてはやりにくそうな…そんな場所に思える。

さて、そんなことはいいとして。
「バット男」
観に行ったきっかけは、ウィルパワーメンバーが参加していたから…
というのが大きい。

正直、あらすじは書けない。
難しかったから…。
あの舞台を文章にしてつなげるのも難しい。
知りたい方は、ネットで検索すると出てくるので調べて下され。

さて、あらすじが書けないけど、感想は書こう。
このブログはそんなトコだったりする

開演前、スライドを使った演出で注意が流されていた。
…。
「あ、ここスライドも使えるんだ」
初めて知った。スライドが使える…スライドも使うのか…ちょっと期待。

舞台は、オフィス。
最初は小さい何かの会社かと思っていたんだけど、どうやら、そこは一つの部署らしく、
あとでネットで調べてわかったことはそこがスポーツメーカーの会社だということ。
それらしい演出はなかったかな???

主人公はそのオフィスで働く生真面目な青年。
ウィルパワーメンバーYくん。
すでに舞台上にはYくん、ウィルパワーメンバーY子ちゃん、
そして、Yくんの上司役、後輩役が出ている。

青年の役名は、林博之
林が1人で何かを話している。でも、誰も反応せず、沈黙。
少し、アブナイ人かと思った(笑)

同じくオフィスのシーン。
水の音が流れてくる…ウィルパワーメンバーY子ちゃんが「トイレ」ってセリフを言うから、
流れるその水音をトイレだと思ってたら、雨の音だったのね。
シンクロさせてたのかな???
雨の音や雷の音はシーンの雰囲気を変えるのに有効的なんだよね。
という音響をやってる友達の言葉を思い出す。

バット男登場。
バットを持っているのに、そのバットを奪われて殴られてしまう男。
彼がキーパーソンであるってことに気づいたのは、だいぶ後から…。
彼というより、「バット」がキーポイントというか。

オフィス舞台の前で、林の高校の回想シーンがある。
それが回想シーンだということ気づいたのもしばらくたってから…(笑)
どうして、急に高校生としゃべってるんだ???って
思ったんだよね。
そしたら、林も高校生だったんだって。
カバンを持っただけで高校生に変えたんだけど…
そのカバンが最初から机の脇にあったのを知ってたから、
社会人が高校生と密会してるのかと勘違いしてしまった(笑)

この高校時代の友達との回想と、バット男と、今の上司と…。
色々絡んでできあがってる物語なんだ。
と翌日まで考え込んでしまった舞台でした。
でも、
Yくんの熱演に脱帽。カッコよさに磨きがかかったって感じ。
惚れちゃいそうです(笑)

そして、高校時代の友達を演じたHくん(彼の演技は以前も見ている)、
Mちゃんの上手さに脱帽。
この二人の掛けあいシーンが1番スーっと気持ちが入った気がする。

追伸:Yくんのオレンジジュースを噴き出すシーンを見て
、ウィルパワー公演、お茶の間新喜劇を思い出してしまったワタシだった…(笑)

<爆劇公演 「バッド男」>
2006.3.11 18:00〜、12 14:00〜、18:00〜
秋田市ジョイナス 多目的ホール