宝塚雪組「エリザベート」(1996.3.12収録・ビデオ)

東宝エリザベートのタイトルロールを果たしている一路真輝さん。
何回か書いたかもしれないんだけど、
彼女は宝塚時代に「トート」役をやっている。
そして、それを退団公演にした。

宝塚自体を見たことがない。
それもあったし、
どんなトート役を演じていたのかにすごく興味があった。
トート自体は「死」なわけだから、性別がなくてもいいわけだ。
そんな興味を自分のHPや、劇団のHPのBBSに書き込んでいた。

劇団のBBSに「持っている」という方の書き込みが。
でも、大事にされているというわけでお貸し頂けないと…
ショック。
だけど、宝塚ファンの方は「すごい」という話を聞いたことがある。
この10年前のビデオは貴重だし、宝物なんだろうなぁ〜と
思いながら、ネットで中古なども探していた。

しかし、幸運なことに、団長の助言もあり貸していただけることに!
地元ではないので、宅配で。
もちろん着払いで。それは当たり前だよね。
無理言って貸していただくのですから。

丁度、別の宅配も届く日で一緒に届いてきた。
「あぁ、コレかぁ」

ウィーンミュージカルという原作があるから構成も曲もほぼ一緒。
だけど、歌詞的には宝塚版の方が分かりやすくしてあるな、という印象。
マダムヴォルクのコレクションという曲のところはかなり露骨…。
作品としてもわかりやすく作ってあるなと思った。

そうそう、トートがふとしたところで出てきて歌っているというシーンがいくつかあるんだけど、
「宝塚を意識して、トート(男役トップ)の出番を多くしたい」として、
交渉をしたという演出箇所のようだ。

エリザベート花總まりさんが怯えたエリザベートを演じているせいもあるけど、
一生懸命黄泉の国に誘おうとしているある種、人間的な感じのする
一路トート。
あまり怖くはないけど、不気味な存在。
そんな感想をもった。
ちなみに、一路さんもカッコいいけど、
個人的にはルキーニを演じた轟 悠さんが気に入った(笑)

最後の大階段フィナーレ。
「これが噂の大階段!!!」と感動♪

生でみたらまた違うんだろうなぁ…。

追伸:ビデオを貸してくれたSさん、ありがとうございました。
    感謝しますm(_ _)m