ピーターパン

初めてやった芝居は、「イエスキリストの誕生」。
たぶん、初めて見た芝居も、自分が年少組の時に見た
年長組さんたちのやった「イエスキリストの誕生」だったかも。
覚えていないのだが…。

で、プロの舞台を観たというと。。。
「ピーターパン」だったと記憶している。
それも、ぬいぐるみ劇団 木馬座の。
幼稚園か、小学校に入ってからかは覚えていないけど、
ピーターパンを観にいったことだけは確か。
母と一緒にだ。

舞台は、「お話の世界」なのに、
すっかり、入り込んでしまい、
クック船長や、クック船長の腕を飲み込んでしまったワニのことは怖かったし、
ティンカーベルが死んでしまうところでは、
子どもながらにも、泣いていたと思った。

見た後も、パンフを眺めては、
自分のところにも、ピーターパンが来るのではないかと
心待ちしてたり…
そして、自分もティンカーベルに会えるのではないかと思ったり。

それが、「舞台」「芝居」であると気づくのにはかなりの時間がかかっている。
そのくらい、引き込まれてしまったんだろうなぁ。
ワタシは、小さいときからあまりアニメやドラマを見ない子だったらしい。
見ても、
孤児系や、苦労系のドラマ性のあるものより、
トムとジェリー」「ムーミン」なんかの
物語の起伏があまりないものを多く見ていたような気がする。
なぜなら、悲しいシーンや、怖いシーンが見れないから。
あの名作「アルプスの少女ハイジ」もフランクフルトに行ったあたりからは見た記憶がない。
夢遊病になるくらいハイジはストレスを抱えるなんて。
ロッテンマイヤーさんとチネッテは意地悪すぎるとかイヤでね〜。
って知ってるじゃん…(詳しくは記憶にないのです)
フランダースの犬」に至っては、おじいさんが死んだあたりでリタイヤしている。
だけど、舞台はそうはいかない。
チャンネル(シーン)を変えることはできないし、席を立つこともできない。
子どもながらにそれは分かっていたんだろうなぁ。

そして、
「生ライブ」ってところに知らないうちに魅力を感じたのかもしれない。

<ピーターパン>
ネバーランドに住む大人にならない男の子。
妖精ティンカーベルと一緒に住み、ネバーランドにすむフック船長やチクタクワニなどと
戦い、冒険を楽しんでいる。
ある日、人間界に遊びきたピーターパンは、ウェンディの飼っている犬に影を噛みちぎられ、
ウェンディに直してもらう。
そこで、仲良くなったウェンディと弟のマイケル、ジョンをネバーランドに招待する。
フック船長の罠にかかり、ウェンディが捕まる。
その罠はティンカーベルだと思い込み、ティンカーベルは毒を飲んで死んでしまう。
罠だと知ったピーターパンが泣き崩れるとティンカーベルが生き返り、
二人はウェンディーを助けるためにフック船長と対決する。

みたいな話だよね?(ヲイ!)

<木馬座>
着ぐるみ劇団として「ピーターパン」「シンデレラ」といった名作を上演。
すでに解散している…