2009.6.27(土) 真夏のオリオン


東京・TOHOシネマ日劇

もちろん、玉木クン関連。
もちろん…観劇までの時間稼ぎ…いや、予定内です。
ということで、東京で観て来ました。

初めて行く場所というのはドキドキします。
シアターは9階で、チケット売り場は1階。
なのに…知らなくてというか、地下から直接行けるエレベーターに
乗ったのだけど、小さい字で書かれていたことを帰りに知りました。
分かりやすく書いておけよ…
と思ったけど、
開演時間も間近だったせいか、9階でチケット売ってくれました。
朝の1回目は、自由席だから…というのもあるかもしれないんですが。
1階まで戻ることはなくて良かったです。

映画は…戦争映画。
だけど、ドガーーーン、ボカーーーン、ドキューーーーン、
バーンバーン、グワーーーー、
みたいな感じではありません。
爆弾を落とすシーンはあるけれど…「死」も扱っているけれど、
「戦死」を伝えるのではなく、「生きる」ことを扱っていると思いました。

この話は、日本の潜水艦とアメリカの駆逐艦の頭脳戦のような話なんだけど、
潜水艦がしばらく潜って動かない状態のシーンがある。
映画館で見ると迫力があるせいか、なんだか一緒に息苦しくなってしまいました。
「生きろ」って…。
ふと母方の祖父のことを思い出したり。
祖父も、この主人公(倉本)と同じく、海兵隊士官学校から職業軍人になった人。
昔のアルバムにはバリッとした制服姿の写真があったことを思い出しました。
もう無くなってますし…アルバムはイトコの家にあるので見ることもなくなるかもしれないですが。
ただ違うのは…船だったので、陸上での戦争をしていたようです。
倒れる兵士の写真がアルバムにあったのを見た時にはショックだったのを覚えています。

…どこかの感想に、これはキレイすぎるとあったのを見ましたが…
確かに、激しく戦うシーンもなければ、血が吹き出て死ぬこともないです、
けど、それだけが戦争映画ではないと思いますね。
それらがないのに、この映画はちゃんと「生死」を伝えてると思う。
これ以上はネタバレになるから?やめておこうかな。
まだ、上映中だし。
ひとことで言えば、もう1度観たいです。玉木クンだから?じゃなくても…。
泣くことはなかったけど…心に響くものがありました。

そうそう、個人的な役者さんの話として…
目当ての玉木クン。
主役の倉本艦長なんだけれど…実在した方をモチーフにした役柄だそうですが、
戦争モノによくありがちが勝つことにガツガツした感じではありません。
どこかのインタビューにもあったのですが(パンフかなぁ…)、
今の社会、いや、会社に欲しい理想の上司像のような感じです。

映画初出演のケミストリー堂珍さんもなかなかよかったです。
メッセージを送るところなんかは。

そういえば、ドランクドラゴンの「鈴木拓」さんが出ていたのには
驚き…(知らなかった)
相方(塚地)は出てるけどね…って初映画とこのこと、
本人ブログには、おぎやはぎの矢作さんの代わりだった、なんて書いてあったけど、
代役じゃなく、来るべきして来た話かもしれないですね。
雰囲気にあってました。フフ。

あ、あと、吉田栄作さんが、結構カッコいい役でした。
ブレない男…いいですね。
結構、昔のチャライメージがあったけど、上手くなったというか。
ちょっとファンになったかも(笑)

ほかにも実力俳優さんが脇を固めてまして…玉木クン、をカッコよく見せてるのかも?
なんて思っちゃいました。(←いいのか、ファンなのに、こんな感想(笑))

あ、ただ、専門用語が多いので…(意味はわかりやすけど…)、
パンフを見てから映画を見たほうが面白みが増すかもしれないです。

<真夏のオリオン>
2009年 東宝

監督:篠原哲雄
出演:
倉本孝行:玉木宏
イ-77潜水艦艦長、海軍少佐。
有沢志津子/倉本いずみ(22才): 北川景子(二役)
有沢義彦: 堂珍嘉邦
イ-81潜水艦艦長、海軍少佐。
坪田誠:平岡祐太
イ-77潜水艦軍医長、軍医中尉。
桑田伸作: 吉田栄作
イ-77潜水艦機関長、特務機関大尉。
田村俊雄:益岡徹
イ-77潜水艦水雷長、特務大尉。
中津弘: 吹越満
イ-77潜水艦航海長、大尉。
遠山肇:黄川田将也
イ−77潜水艦、回天搭乗員。
鈴木勝海:太賀
イ−77潜水艦水雷員。
秋山吾朗:鈴木拓ドランクドラゴン
イ−77潜水艦烹炊長。

ほか…