2008.10.19(日) 夢のまにまに


東京・岩波ホール

前日から東京入り。
前日、お芝居を2本観る。
そして、この日は、ミュージカル俳優、山口祐一郎さんのファンクラブイベントへ行く。

でも、帰りの寝台列車出発までの時間がすごーく長い。
なので、時間つぶしに「映画でも」との考えが浮かび、出発前に調べていたら、
この映画にヒットした。

出演者にミュージカル界の貴公子と呼ばれてる井上芳雄君の名前を見つけ、
東京でしかやらない映画だと知り…
これは観るしかないよね、というわけで、観に行った映画。

ところが…
ファンクラブイベントの会場が東京都下で、思ったより遠かったことがあり、
はじめの5分…見れなかった。
結構、重要な場面だったんだけど(パンフで確認…)

全体としては、
淡々と流れる映像。
だけど、時間が現在と過去と交差する。
しっかり見ていないと話がこんがらかるかもしれない。

目的の芳雄君は、ずいぶん出ていた。
ほぼ準主役。
ミュージカルでは見ることがない鬼気迫るような表情で自分の心が壊れていく役。
とても新鮮だった。

主役は、名優、長門裕之さん。
安定しているよね…。
役柄は、戦時中に知り合い、結婚した奥さんがアルツハイマーになりつつある、
大学教授の役で、
芳雄君は、その生徒。
現代に生まれ、生きているものの、心の病に冒されているその生徒との交流を描く。

何回か観ないと、もしかしたら、伝えたいことがわからないのかも…
と思った映画だった。
難しい…。
「生きること」がテーマだとは思うのだけど。

もう1度、初めからちゃんと観てみたい。
と思ったのでした。

<夢のまにまに>
2008年 パル企画

監督:木村威夫
出演:
木室創 :長門裕之 
木室エミ子 :有馬稲子
村上大輔 :井上芳雄 
中埜潤子:宮沢りえ
若き日の木室 :永瀬正敏 
若き日のエミ子:上原多香子