2007.9.25(火) ミスポター


秋田シネマパレ2

どうやら、今回のハリーポッターは観れそうにない…
タイトル似てるから観てみるか…ってのは嘘だけど(笑)

絵本ピーターラビットの生みの親、ポターの生涯を映画化した作品。
時代はまだ貴族文化が残っている1902年頃のロンドンが舞台。
同じ頃の日本は明治時代…
どこの国も同じなのか、この時代のロンドンの上流階級の女性は仕事を持つことなど
あり得ず、結婚をして家庭におさまることが「幸せ」とされていた。
しかし…この映画の主人公であるビアトリクス・ポターは違っていた。

幼い頃から、動物のスケッチをしてはお話を作るそんな少女で、
アーティストを目指していた。
親が勧めるいい縁談をことごとく断り、お付のばあやと一緒に出版社に絵本の下書きを持って行っては断られる日々。
30も過ぎた娘がと…親、特に母親は理解できず、心配でならない。
一方、父親は自分がアーティストを目指していたこともあり、さりげなく応援している感じ。

そんな彼女がとある出版社に絵本を持ち込んだところ、引き受けてくれることとなる。
といっても、これには裏があって…
この出版社は兄弟はやっているのだけど、末弟が家業を手伝いたいと言ってきていて、
とりあえず、失敗しても差しさわりのない仕事をやらせよう…という魂胆だった。

が…
これがいい結果になる。
なんともいい出会いだろうかと思う。
そこで二人は恋に落ち…なんて、ドラマみたいだけど事実。
だけど…そのあと起こる悲劇も事実…

観ていて切なくなってきた。
少し、泣いてしまった…。

ちなみに映画館にはワタシ1人(笑)
貸切りだぁいヽ(゚∇。)ノ

ってことで…。
まだ公開中なのでネタバレはここまで。ここまではチラシに載ってるし…。

ポターが実際、住んでいた湖水地方
死去したあと、ポターが寄付した4000エーカーの広大な土地はポターが生きていた時代のまま
自然が残されている。
そこでロケを行い、素敵な映像になっている。

そして、ポターの描いた絵が、アニメーションになって動いているところもなかなかの見ものかも。
可愛い。
主演のレニー・セルウィガーもうまいなぁ…。
「ブリジットジョーンズの日記」を観たことがあるんだけど。
決して美人な人じゃないよね…キャメロンディアスとか、メグライアンとかみたいな(つーか、外人さんあんまり知らないんだけど(笑))
でも、可愛いのチャーミングっていうか。
だから、こういう素朴な役合うのかもなんて思ったり。

「純」な心を取り戻せる…そんな映画だった。

それにしても、貴族って大変だな…
お金があっても、束縛は多そうだ。
ま、自分だったら即破産だろうけど(笑)


<MISS POTTER>
2006年 角川映画配給

監督:クリス・ヌーナン
出演:レニー・ゼルウィガーユアン・マクレガーエミリー・ワトソン ほか