2009.3.22(日) 東宝ミュージカルアカデミー卒公 「レ・ミゼラブル」

東宝ミュージカルアカデミーの卒業公演にやっと行けました。
過去2回あったんですが…行けず。
今回やっと…。

アカデミーというくらいなので、有名な俳優さんは出てないんですが…
レ・ミゼラブル」の主役であるジャンバルジャンだけ、すでにプロの俳優さん。
それが、恒さんだったので、行きました。

過去2年も、恒さんで、直接メールを頂いたりもしていたんですけどね〜
予定があったりして行けなくて、ほんと、やっとって感じで。

恒さんのブログにも書いてあったんですが、
場所も小さいし、セットも縮小版、床も回らない、フルオーケストラではない…とのこと。
でも、その演出も知りたいな…ってのはあったので、興味深々で行きましたね。
ハガキで応募のタダだし。

会場へ付き、受付へ行くと、観たことのある顔が…
FAMILYに出てた名児耶ゆりさん。(だと思う…)
確か、アカデミー卒業生だったはず。

彼女へ、招待券を渡すと、封筒が5枚くらい出てきて、その中から1枚選んで欲しいと言われました。
その中にチケットが入ってるらしく…引いてみると、H列21番。
席へ行ってみると結構、前でセンター寄り。
なんだかラッキーでしたね。
そういえば、招待券の入った封筒には、これに出演している俳優さんからのメッセージが付いてました。
なかなか粋なことをしますね…書かされているとしても(笑)

さて、本番についてを書こうかな…。

まず、恒さん。
誰かがブログのコメントにもしていたようでしたが…
まるで小説から出てきたような、バルジャンでした。
熱いんです…特に、オープニングの牢獄のシーンや、独白、バリケードのシーン。
怒りのバルジャンなんですね。
だからといって乱暴ではないんです。

コゼットと会うシーン、マリウスを想うシーン…そして、エンディング。
彼を帰して…は、かなり良かったです。

祐さんと比べてしまえば…?ってなるでしょう。
でも、ワタシは一瞬、祐さんに見間違えてしまうところもありました。
恒さん自身、結構、背が高いほうだし、この役のために体重と筋肉を増やし大きく見せるように
体型を変えて臨んでいるとか。
スゴイですね…役者って。

その一方で…
まだあどけないアカデミー卒業生たち。
女性が多いので、男性の役を女性が演じているんだけれど、
なんていうのかな…やっぱり「女性」なんだよねぇ。
「役」になりきれてないとこが少し残念かなぁ。

男性は…頑張ってる!ッて感じで、特にテナルディエをやった彼は、
ウマイと思った。

ジャベールの彼は…緊張が伝わってくるようでしたね^^;
それはそうかもしれないですけどね。
なんたって、本公演である帝劇での「レ・ミゼラブル」でジャベールをやっていた鈴木綜馬さんが
観に来ていたらしいですもん…。(他には新旧のアンジョルラスとか…)

初めて来た、世田谷パブリックシアター
いいですね…あのくらいのキャパ。
そして、舞台の広さ。
うらやましいです。

あ…前半、観ている途中で、グググ〜となぜか寝てるような、喉を鳴らしているような…
音が聞こえてた。
後ろの席からなんだけど…。
ちょっと静かなシーンになると気になるなぁって思って、後ろを少し振り返ると、おじさんが座っていた。
このおじさんらしいな…なんて思ってたんだけど、
休憩中、ビックリ。
その方…なんと、上條恒彦さん。

…はい、恒さんパパでした。
まさか、寝てたわけじゃないと思いたい。
まぁ、カーテンコール前の拍手は、大絶賛で叩いていたので、
なんか、嬉しくなっちゃいましたけどね(笑)

フルオーケストラでもないし、
バリケードも縮小版だし、
盆も回らないけど…そんなのは気にならない舞台でした。
特にジャベール自殺シーンは、本公演よりいいかも?!
バリケードの一部を使ってのシーンだったんですけどね。
新鮮でした。

まだまだ、これからなんでしょうが、
みなさん、頑張って欲しいと願って、すがすがしく観れた公演でした。

東宝ミュージカルアカデミー卒業公演 「レ・ミゼラブル」>
2009.3.22(日) 14:00
世田谷パブリックシアター 1階H列21番

<キャスト>
ジャンバルジャン:上條恒